« 今日から5月 | トップページ | 今シーズン初 »

入札不成立が800件超だそうで

昨年度の国交省発注工事での入札不成立が、上半期だけで800件を超えていたそうです。率にすると14%弱。

下半期の集計はまだ出ていないようですが、同様の傾向が続いていると国交省では言っているそうです。

入札不成立がこれだけの数に上るのはちょっと異常ですよね。

公共工事が激減しているのですから、業者は喉から手が出るほど仕事がほしいはずです。にもかかわらず、こういう現象が起きるというのはどこに問題があるのでしょう?

理由は国交省でも分かっているのでしょうから、早急に改善してもらいたいものです。

ただ、お役所は変える(変わる)のを嫌う体質があるようなので、そう簡単にはいかないでしょうねぇ・・・                                     

 国土交通省が2007年度上半期に発注した公共工事の入札で、参加者がゼロだったり、予定価格を上回ったりして入札が不成立となったケースは800件を超え、14%に上ったことがわかった。

 特に関東地方では3割近くに達しており、橋の補修や公共施設の耐震改修の遅れも出始めている。大手ゼネコンを中心とした05年末の「談合決別宣言」を機に受注競争が激化する中で、利益が見込めない小規模工事に見切りをつける業者が増えている。

 国交省によると、07年度上半期の発注工事5823件のうち、入札の不成立は13・7%の801件。下半期は未集計だが、同じ傾向が続いているという。

 不成立の割合は04年度が2・6%、05年度5・2%だったが、談合決別宣言後の06年度は10・7%と1割を超え、増加傾向となっている。地域別では、関東が28・8%、中部13・8%、中国13・0%などの順。

 不成立となるのは、工期が短く、小規模な工事が多い。関東では、「工期3~6か月」の工事が38%に対し、「同1年超」は16%。「予定価格6000万円未満」が41%で、「同3億円以上」は11%だった。

 関東地方整備局の担当者は「小規模な工事で現場が分散して作業効率が上がりにくいと、なかなか契約に至らない。道路、堤防、橋の補修や耐震改修など安全にかかわるものも多く、困っている」と話す。

 長野県富士見町にある国道の橋梁(きょうりょう)は、コンクリート床板のひび割れや橋げたの腐食が進み、補修工事(予定価格約6000万円)の発注で昨年2月以降、一般競争入札2回、指名競争入札2回を行ったが、すべて不成立。一般入札は参加者がゼロ、指名入札は参加を打診した約20社のうち1社のみだった。今年3月に5回目の入札で落札業者が決まったが、この間、応急措置で対応せざるを得なかったという。

 堺市の港湾合同庁舎では、身体障害者も利用するエレベーター設置工事を昨年9月に発注したが、一般競争入札に参加した4社の入札がいずれも予定価格(約1000万円)を上回った。昨年12月に指名競争に切り替え、10社が入札したがやはり予定価格を超え、いまも工事が着工できていないという。

 不成立の増加と対照的に、平均落札率は04年度の93%から05年度91%、06年度88%と下落傾向にあり、07年度上半期は89%だった。

 あるゼネコン幹部は「(談合で)受注調整があった時代は、利益率が低くても工事をこなし、他の工事と合わせて全体で利益が出ればよかった。今は、各社とも利益率が高い工事は必死に取りに行くが、利益の出ない工事は見向きもしなくなった」と打ち明ける。

 予定価格の設定について、国交省は「実勢の価格に近づけるように努力したい」と話している。

|

« 今日から5月 | トップページ | 今シーズン初 »

仕事」カテゴリの記事

コメント

つまり、これまでは「とりたくない」かなりの数の工事まで、談合で「引き取らせて」なかば「強制的」に請け負けさせていた実態が、図らずも、バレバレになったッちゅー訳なのに、なんで大手のメディアは問題にせんのだろうか?

売らんかね... の商業主義も分かるが、もっと弱者の助けになることをネタにしてもらわんと困るねぇ~。

投稿: ARA | 2008年5月 6日 (火) 09時02分

なぜ入札不成立が起きるのか、その原因をもっと深く追求してもらいたいものです。
全く取り上げられないよりはましなのかも知れませんが・・・

投稿: 馬の骨 | 2008年5月 6日 (火) 10時21分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/465678/20713292

この記事へのトラックバック一覧です: 入札不成立が800件超だそうで:

« 今日から5月 | トップページ | 今シーズン初 »