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模擬入札だったようで

一昨日書いた市民参加型総合評価入札方式ですが、その後の情報を見ると「試行」ではなく「模擬入札」だったようです。

この模擬入札を主催された側のお一人が書かれた文章がありましたので、参考までに掲載しておきます。

主催者の一人として簡単にご説明します。以下のQ&Aを読んでください。

       市民参加型総合評価方式のメリット

キャッチフレーズ
1.貴方も公共事業のファンになる!
2.貴方の1票が公共事業を変える!
3.公共工事執行の裁判員制度!

■発注者
1.公共工事の入札・契約手続きの透明性・公平性を確保しつつ、数値化しにくい信頼性等の評価を反映できる。
2.市民が入札行為に参画することで、公共工事への理解が深まる。
3.市民が当該公共工事の目的や機能等を理解し、完成後のメンテナンスも地域住民の協力を得やすい。
4.市民の関心が高まることが不良工事の抑止力となり、公共工事の品質確保につながる。

■市民
1.市民の意向を公共調達に反映できる。(市民の認める建設企業が伸びていける環境づくり)
2.公共工事に対する理解度が高まり、無駄な公共工事をチェックできる。
3.公共工事の品質確保につながり、税金を効率的に使える。
4.市民と建設企業のコミュニケーションが高まり、地域活性化のパートナー関係を築ける。

■建設業者
1.数値化しにくい企業評価(社会貢献、誠実さ、正直さ)を、入札に反映してもらえる。
2.現場代理人のプレゼンテーション能力が高まり、他の工事でも施行成績評定アップが期待できる。
3.市民とのコミュニケーションが高まり、周辺環境対策がスムーズに進む。
4.市民の公共工事への理解が深まり、工事量の増加が期待できる。

      市民参加型総合評価方式に関するQ&A
Q 手続きが面倒で、行政サイドの手間が大変だと思いますが。
A すべての公共工事に適用するわけではなく、市民の関心が高い事業や市民に身近な事業などを選択し、試行的に実施することを前提としています。(例えば、公園、生活道路、地区センター、除雪等) 

Q 参加する市民をどう募集すればいいのでしょうか。
A 「市民参加型総合評価方式」は、参加する市民が地域から信頼されているどうかが大きなポイントです。町内会長、女性部長、学校関係者、マスコミ関係者等の中立的な「キーマン」を選任することが重要と思われます。また、広報誌で公募するなど一般市民と「キーマン」を組み合わせる方法もあります。いずれにしても「利害関係者」を排除することが必要です。                  

Q 総合評価の項目に「市民の意向」を反映させることは手続き上、問題はないのでしょうか。
A 総合評価の項目を規定するものはありません。北海道開発局でも総合評価の項目に、学識者の意見を反映した入札を実施した例があります。                            

Q プレゼンテーションがうまい業者に受注が偏る恐れはありませんか。
A 市民は、口がうまい人に信頼を寄せるのか、と言えば、必ずしもそうではありません。業者の誠実さ、正直さを見抜く眼識があります。むしろ、建設業者のプレゼンテーション能力向上につながり、建設業者が真のエンドユーザーである市民に目を向け仕事をするという意識改革を促す効果があります。                   

Q 極端に安い金額を入れた建設業者が無条件で決まるのではないでしょうか。
A 確かに、極端な低価格の場合、市民参加の「意向」は反映されません。しかし、市民の前にダンピングをさらすことになり、市民に「そんな安い価格で、まともな工事ができるのか」と糾弾される可能性があり、ダンピングの抑止力にもなると思います。       

Q サービス競争を促し、事実上のダンピング受注につながりませんか。
A その点の懸念はあります。官庁サイドの担当者が事前に選定者(=市民)に対して、公共工事と物品購入の違いや予定価格の妥当性等を丁寧に説明する必要があります。ただ、サービス工事をあまり強調すると、選定者はどこかで手を抜く可能性があると疑い、マイナスに作用するケースがあると思われます。       

…以上です。

一番重要な点は「談合」が成立しないことです。
プレゼンの点数をつけるのは「市民」です。各社が事前に話し合っても、市民がどこに何点入るのかはまったく分かりません。今回の結果についても、主催者が意図しないものです。それだけに衝撃的でした(笑)

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